長年連れ添っている革靴が最近ヒビ割れが出てきたり、ソールがはがれてきたりとかなりダメージを受けています。
気に入っているなら長く使いたいし、ビジネスシューズだから長くはいた方が経済的だし等、人それぞれ革靴を長く使いたい理由があります。
てきとーるの場合はそれほど愛着があるわけではないですが、できれば長く使用したいので、気合いいれて手入れすることに。
といっても、ものすごく簡単でオイル塗るだけ。
そのオイルというのがミンクオイル(MINK OIL)です。
このミンクオイルがものすごく優秀で革靴をかなりいい状態にまで回復させてくれます。
素晴らしいミンクオイルの使い方と塗り方を紹介したいと思います。
それでは早速みていきましょう。
- ミンクオイル(MINK OIL)とは?
- ミンクオイルの使い方
- ミンクオイルの塗った後
- まとめ
ミンクオイル MINK OIL の詳細
ミンクオイルとは

有名なミンクオイルは上記写真のコロンブスのミンクオイルです。
- 革本来の柔らかさと滑らかさを保ち、革に必要な油分を補ってくれる
- 動物性のため、よく革に馴染む
- 革によってシミ/色落ちの原因になるので、最初は目立たない場所でテストする
- 爬虫類系、スエード・ヌバック系には使えない
注意点

- 革を柔らかくしすぎる
- 潤いを与えすぎてシミ・カビの原因になる
- 油分が多すぎて表面がベタベタする
ミンクオイルの効果を過剰に出してしまった場合に上記のような悪い評判となってしまいます。
ミンクオイルの特徴である、
・皮を柔らかくする
・乾燥を防ぐ
・油分により撥水効果を出す
上記効果がやりすぎると過剰に出てしまいます。
何事もやりすぎはよくないのです。
しかもこのミンクオイルものすごく少量で効果を発揮するので、ついつい普通の靴のクリームと同様にべっとりと付けると失敗します。
ものすごーく少量でいいのです。
少量で。
塗らない方がいいもの
型崩れしたくない、きっちりした皮製品です。
バッグなどはそれほど気を使うことはないでしょう。
きっちりした革靴は注意が必要です。
柔らかくなることで型崩れしたりするので、新品時はあまり塗らないほうがいいです。
皮がひび割れたり弱ってきているなと思った場合に革靴に塗るようにしましょう。
ミンクオイル塗り方

まずは塗る前に革靴の状態を確認しておきましょう。

かかと部分はかなりヒビ割れが発生していて、キレイな状態とは言えません。

横から見ても、紐部分から足の甲の部分にかけてヒビ割れが多くみられます。

どこに重点を置いて塗るかを確認できました。
まずは汚れを落とすために、乾いた布等で入念に拭いていきます。
馬ブラシ等があればブラシで汚れを落として、皮をなじませるのもいいですね。

ほんとうに少しだけ取ります。それで十分です。
動画を撮ってみました↓
少しだけ取って伸ばすだけでOKです。

少し輝きが戻ったのとひび割れが少なくなったと思います。

塗り終わったら10分程度放置して、そのあと新しい布で拭き上げましょう。
布はTシャツの切れ端を使っていますが、切れ端で十分です。

裏側も天然素材の皮が多いので裏側にも塗っておきます。
汚いので布が汚れますが気にせず汚れを落とす感覚で塗っていきましょう。
Tシャツの切れ端くらいが毎回新しいのが使えるのでいいですねー。

なぜか左側の靴がより多くすり減っていました。
変な歩き方なんですかねー。
ひび割れも多かったので、少し入念に塗っておきました。
塗り込み完成

かなり復元していることが分かります。
油分のおかげで光沢があり、さらには皮に瑞々しさが戻っています。

かかと部分もきれいになりました。
さすがに元通りというわけにはいきませんが、やる前と比べるとまったく別物です。

前からみると本当にきれいになりました。
かなり使い込んだ靴ではなく、ここ最近の靴といった印象もあります。
やはり革靴はちゃんと手入れすることで長く使うことができます。
まとめ

ミンクオイルで革靴の復活、いかがだったでしょうか。
かなりいい状態にまで戻してくれるミンクオイル、使い方さえ間違わなければ皮製品の最高の相棒となってくれること間違いなしです。
革靴だけではなく、財布やレザージャケット、カバンにも使える万能アイテムです。
安いので1つもっておけばほとんどの皮製品のケアが可能です。